今日、思わずびびったことを、ひとこと言います!


by maymarz

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今日も臨死体験!建設会社破産のひととき

私の知り合いの建設会社が破産した時のことだ。

破産とは、やはり気の重いことだ。
破産手続きが決定し、はじめて工場を訪れた。

そこは、1階が物置兼倉庫兼作業所である。
2階から上が住居となっている。
1階には、機械や材料が散乱している。

建設会社だけあって、回転式のノコギリ、
鉄材、鉄筋のもと、鉄パイプ、なんだか色々ある。
上にはクレーンがぶら下がっている。
これがあと数日のうちに、業者に売却する必要があるとは、
考えられないことだ。

さて、数日後のこと、
今日はこれらの機械や材料を業者に引き取ってもらう日だ。
業者も既に集まってきている。
さて、引き上げだ。
クレーンを使って、置くから動かし始めた。
大きな機械もこれでトラックに運ばれ、
コンプレッサー、電源、アーク溶接機、次々に運ばれて行く。
鉄材だけでなく、パネルや足場も次々に出されて行く。
うわ・・・。
あっという間だね。

それから私は、もう一度夕方に来ることにして、
一旦外に出た。

夕方、工場に再び訪れた。
がらーん。
からーん。
何もない・・・。

あれほど散乱していた、金属、機械、木材、部品、
全てがなくなっていた。
コンクリートの冷たい床の上には、既に何も無かった。

天井を見上げると、そこには、クレーンだけが、
ぶらーんと下がっていた。

何もない、何もない。
これは厳しい・・。
無関係の私でもさびしくなってきた。

社長を呼ぶ。
カギを預かる。
社長の目頭も赤かった。

それはそうだろう、
何年も社長としてやってきて、
こんな大きな倉庫兼作業所兼自宅を建てたのだ。
それが、不況の影響とは言え、あっというまに倒産し、
破産を余儀なくされた。

そして、あれほど散乱していた鉄や機械が、全て無くなった。

がらーん。

社長は一言だけ述べた。
「絶対に復活する!」
私もなんだか寂しくなった。
背中がずーんと重くなった・・・。
まさに臨死状態・・・。
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by maymarz | 2007-02-24 13:05 | 臨死体験!